万年筆で描いた絵や文字をスマホでキレイにスキャンする方法

万年筆で絵を描いて、仕事の場合は高解像度のスキャナを利用してスキャンしていますが、家でちょこっと絵を描いてSNSで共有したりPhotoshopの素材として使いたい時はスマートフォンのスキャンアプリを利用しています。

最近のスマートフォンはカメラの性能が上がっているので撮影スキャナでもそこそこキレイにデータを作る事ができます。シンプルスケッチのようにモノクロの線画のイラストとはとくに相性がよいのでオススメ。

色々なアプリを試してきたのですが、今のところ、イチオシが「CamScanner」です。

 

使い方は簡単ですが、機能が多いアプリなので使いこなせばさらに便利に。まずスキャンデータを作るところまでの使い方をご紹介します。

 

1.アプリを立ち上げる

アプリをスマートフォンにダウンロードしておきます。アカウントを登録していなくてもアプリ自体は使えるので、そのままでもOK。

描いた絵をしっかり乾かします。(万年筆のインクは乾くと少し色がしまるので乾かす作業は大事。乾いていないと作業中にインクを伸ばしてしまうこともあるので注意。)乾いたらアプリを起動してカメラマークをタップします。

起動したあとの画面では過去のスキャンデータが見れるので便利です。

 

2.画像の欲しい部分を撮影

イラストや文字の欲しい分をカメラで撮影します。

モードは「シングル撮影」を選択して、黄色い丸で記したカメラマークをタップ。

撮影すると以下の画面になります。

8個の丸い点を触ることができるのでスキャンしたいエリアを調整します。選択範囲はエメラルド色の線で囲まれます。

スキャン範囲が決まったら✓マークの保存ボタンをタップします。

 

3.絵や文字をモノクロ化する

次の画面で画像処理の色味が選べます。「自動」か「白黒」の加工がオススメです。人によって筆圧やインクの濃さが違うのでどちらかを見比べて好きな色味を選びます。

ベタ塗りのかすかなグレーを数値として拾ってしまうことがあるので「自動」か「白黒」で毎回見比べる方がよいのですが、慣れてくると自分の好きな補正でスムーズに決められるようになります。

すごくこだわりたい方は右から2番目の調整レバーも機能にありますが、もともとのアプリの設定がほどよい補正具合なのでデフォルトでも十分に使えます。

見やすいように大きめにスキャンしてみました。こんな感じのデータが作れました。なかなかのきれいさです。

データのサイズはiPhone8で制作して、【1940 × 2380 px / 72pdi】です。WEBで使うには全く問題なし。印刷の場合は数cmの小さな絵なら耐えられます。お仕事で使うにはやはり精度と解像度は足りませんが、SNSくらいならちょうどいいデータになりました。
※広告系の仕事では通常360pdi必要なのと、なるべく生の絵に近いスキャンが必要なので「WEB用」として使っています。

 


 

データのスキャンが終わったら、他の合成系のアプリにもっていったりできます。JPEGとPDFで共有できます。iOSとAndroidでその後のデータの保存場所や方法が違うので、好きな使い方に適した方法でデータを保存します。

 

私の場合はアップロード機能を使ってDropboxに共有しています。スマートフォンとPCを行ったり来たりして作業をするので、今のところDropboxがメインです。

 

CamScannerは仕事で使う紙物の書類のデータ化(PDF化)に便利なアプリとして有名になりました。シンプルスケッチのタッチと相性が良いようで愛用しています。

 

おまけ。Photoshopでイラストを仕上げました。今日はクリスマスリースと本のプレゼントの絵にしました。Instagramに投稿してみましたのでスマートフォンで絵のキレイさを確認できるかと思います。もう冬だなぁ。

 

by
1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にプロのイラストレーターとして活動を開始する。 子ども・女性向けの絵、暮らしのシンプルな絵を得意とする。ドイツの万年筆LAMYsafariで描く「LAMY Sketch」が人気。
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