万年筆での描き心地もデザインも楽しめる「兎村一筆箋」

万年筆で気持ちよく手紙が書け、デザインも楽しめる一筆箋がなかなか売っていないので、それなら自分でつくってみよう!という発想から、ついに兎村オリジナルの万年筆専用一筆箋が完成しました。

 

 

万年筆専用一筆箋は両面フルカラー。

実は一筆箋を作り始めたときに、片面しか印刷されていないモノがほとんどで、どうして両面のものがないのかなぁと不思議でした。片面をテキスタイルのように全面印刷すると、手紙の内容の透けも気にならなくなりますし、単純にすごくかわいいなと思っています。

 

紙は通常の一筆箋よりかなり厚手にしました。手にするとパリっとしています。イメージとしては便せんよりポストカードに近いかも知れません。

描き心地なめらかなで、紙の表面に加工がないものを選びました。紙の表面に加工がないと、万年筆先端の金属のニブが擦れてもダメージが最小限になります。和紙の一筆箋は繊維がニブに入って描きにくくなることがあるので、私の紙は万年筆で描いてストレスがない仕様にしました。

 

分かりやすいので名前を「万年筆専用一筆箋」としていますが、万年筆以外の筆記具でも問題なく描けます。むしろ万年筆対応なので他の筆記具も全く問題ありません。油性ペン(マッキーのようなペン)は裏移りしますが、ボールペンやサインペンならとても描きやすいです。

 

※現在名称を変更して「兎村一筆箋」に統一しました。

 

 

デザインの中に、兎村プロダクトオフィシャルマークが入っています。ウサギマークが入ってるものが私のオリジナルデザインになります。

 

 

この万年筆専用一筆箋は縦書きも横書きにも対応。テキスタイルのデザインを採用したので、一筆箋そのものには上下がないデザインです。使いたい方向で自由に使えます。

 

 

厚手の紙に、片面はテキスタイルが印刷されているので、万年筆で記入後、このくらい裏面の裏移りが気になりません。実際この写真もLAMY safariのニブEFで記入していますが、ぱっと見ほとんど裏移りが分からないです。

 

前から、一筆箋を使う時、裏返しにして使いたいなぁと思っていたので(相手がめくったら手紙が読める感じ)このデザインに落ち着きました。気遣いをプラスした感じです。

 

少し一般のモノより厚手の紙なので、送る方ももらう方も「大切な手紙」という気持ちになります。紙の厚さは、単純に透けないという選び方もありますが、指先に紙の厚さが感じられると、使う時に気持ちが変わります。

お手紙を書くのは楽しい時間。でも、たくさん文章を書くと、相手が忙しかったり元気がない時には、迷惑にならないかなぁと気を遣ってしまうので、数行で書ける小さなお手紙を楽しむようにしています。

お互いに負担は少ない文字数だけれど、その分、気持ちを凝縮した大切な言葉になるので、あえて紙を厚くすることで、文字数より指先に「なんかいいな」「大事な手紙の感じがする」という印象を作りました。

 

気持ちを届ける大切な手紙として、言葉の量よりプロダクトの設計で伝えることを叶えてみました。日々、何気なく使っている紙ツールですが、厚さや肌触り、色、質感で、人が感じる「印象」がかわります。オシャレとかかわいいだけではなく、目に見えない「印象」をデザインしました。

 

 

描いた一筆箋を光に透かしてみました。光りに透かしてやっと文字が透けるくらいでしょうか。

 

 

この一筆箋。もらって嬉しかった時、箱や収納にしまわずに、壁に貼って飾ることも可能です。手紙の内容は裏返すので見えないけど、好きな人からもらったものだから飾っていたい。そんな気持ちを楽しめるようにしました。時々、ぺろっとめくってお手紙を読み直せるので飾れる手紙です。

家の中でインテリアとも馴染むようなテキスタイルデザインにしているので、お気に入りのポストカードを壁に貼るのと同じ感覚で使えます。

 

お手紙を描くだけではなく家の中のインテリアの一部として額装して飾っても使えるように毎回テキスタイル風にデザインする予定です。何枚かお気に入りを並べて飾れるようにします。

 

仕様とデザインの方向は決まったので、これから種類をたくさん作っていきます。当面の目標は10柄。6月の紙博までには10柄揃えたいと思っています。将来的にはオンラインストアで購入できるようにも検討しています。

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

by
1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にプロのイラストレーターとして活動を開始する。 子ども・女性向けの絵、暮らしのシンプルな絵を得意とする。ドイツの万年筆LAMYsafariで描く「LAMY Sketch」が人気。